ワイヤー加工は、材料と移動する極細ワイヤーとの間の放電現象を利用する加工方法です。
ワイヤーを電極とし、ワイヤーに電気を流すことで加工液中に浸漬した材料との間で放電現象を起こし、その際発生する熱で材料を溶融除去して加工します。ワイヤーは電気を放電させるだけで工作物には直接接触しない非接触で加工するため、原理的にはどんなに硬い材質でも導電性さえあれば加工可能です。
またワイヤー加工は熱を利用しますが、常に加工液で冷却しているため材料が熱で大きく変形することはありません。そのため板金など薄物の金属加工にも利用できます。
基本的に加工形状は2次元形状ですが、弊社ではさらにワイヤーの動きを複雑に制御することでテーパーカットなどの複雑な形状も高精度に加工できます。
ワークサイズ 500×500×300